古物商を始めてみませんか?古物商の事をわかりやすく解説しています。

古物商の教科書トップ > 古物商取得で警察の立ち入り検査があるのか?いつ?

古物商取得で警察の立ち入り検査があるのか?いつ?

古物商を許可制とした目的は『盗品その他の犯罪の防止』と『被害の早期解決』です。

そして、古物商許可申請の窓口が警察署(公安委員会)だということを考えれば、皆様の営業所へ警察の立ち入り検査が入る可能性は十分にありえます。

しかし、『どんな場合に立ち入り検査が入るのか』、『いつ入る可能性があるのか』を事前にチェックしておけば安心です。

万が一立ち入り検査が入った場合でも慌てることが無いように準備すべきポイントも解説していきます。

立ち入り検査とは

立ち入り検査については、『古物に関する法律(古物法22条1項)』に定められています。

法律条文は難しいので割愛しますが、古物の取引に関しては『盗品が売買』される可能性が高く犯罪などにも利用される可能性があるため、警察側がしっかりと古物取引を管理する、』としています。

そして『警察が実際に営業所や古物の保管場所を訪れ、盗品等が流通しているかどうかを確認する作業』のことを、『立ち入り検査』と呼んでいます。

立ち入り検査の際には当然ですが、古物の取引を記載している『帳簿類』もチェックされますし、『スタッフへの質問』がなされるケースも十分にありえます。

また、古物商である皆様は、立ち入り検査について『協力する義務』がありますので、基本的には断ることはできません。

また、警察の検査に対し『わざと報告をしなかったり』、『ウソの報告をした』場合には『10万円以下の罰金』が科される場合もありますので絶対にやめましょう。

古物商の立ち入り検査はいつくるのか

古物商の立ち入り検査においては、『いつ頃来るのか』は非常に気になるポイントです。

許可を取得する前(許可申請中)なのか、許可を取得した直後なのか、許可を取得して数年後なのか・・・。

立ち入り検査は一体いつ頃行われるのでしょうか?

古物商許可を取得しようと考えているのだけれど、警察の立ち入り検査があると聞きました。 一体いつ立ち入り検査がくるのかがすごく不安だわ。 古物商許可申請書類を出したらすぐ検査しに来るのかしら?

立ち入り検査がいつくるか、気になるところだよね⁉ でも・・・、
実は、警察の立ち入り検査がいつくるかは特に決まってはいないんだ。
来るかどうかもわからないし、いつくるかも誰にもわからないんだ。
古物商の許可を取得してから数年が経っても、一度も来ないケースもあるし、突然営業所にきて検査されたケースも聞いているよ。
また当然のことだけども、古物商許可を取得した後でないと営業を開始してはいけないから併せて注意しておこうね。
そういった意味では、許可の申請中に立ち入り検査が入ることは通常ないと思われるよ。

えーっ。来るかどうかもわからないし、突然やってくることもあるのね⁉、ますます不安だわ。 立ち入り検査が入った場合には警察は一体どんな箇所をチェックするのかしら・・

立ち入り検査と聞くと、たしかにびっくりするよね、
でも古物商許可を取得した後に守るべき義務をしっかり果たしていればそんなに怖い検査じゃないから安心しよう。
逆に守れていないこと自体が法律違反になるからすぐに改善する必要があると思うよ。
最低でも以下の3つの項目においては確認しておこうね、
①古物台帳を準備して記録しているか
②古物商許可プレートが見やすい場所に掲示されているか
③古物を保管する場所は確保できているかどうか

たしか、古物商の許可制度は盗品の流通防止だったから、古物台帳への記録をすることはとても重要なことよね。 せっかく頑張って取得した古物商許可だもの、お客様が見ても許可番号わかるように古物商プレートも準備しなきゃ。 古物商許可を取得した後も営業の準備で大忙しになりそうだわ。 でもしっかり準備をすれば、いつ立ち入り検査がきても対応できそうね。

そうそう私の友達に今流行りのインターネットを中心として古物商の営業をしていきたい人がいるのだけれども、インターネット取引のみの場合にも警察は立ち入り検査をするのかしら? 実際にリサイクルショップを構えた場合との違いとかはあるのかな?

インターネットやスマートフォンが普及されてすごく便利な世の中になったよね。 インターネットは古物商ともすごく相性がいいと思うし、大きなチャンスだと思うよ。 でも残念なことに一部違法なネット業者も増えてきているから最近は特にネットショップの取り締まりが強化されていくような話も多く聞くよ。 ネット取引が中心の古物商の方は事務所が自宅である場合も多いけれど検査で確認されるポイントは店舗型の場合と基本的には同じだからしっかりと管理しておこうね。 さらに店舗とは異なり相手の顔が見えないインターネットでは成りすましなどにも注意しよう。

取引の相手が見えないだけに、インターネットを中心に古物商をやる場合は特に気を引き締めてやる必要がありそうね。

立ち入り検査で一番チェックされる古物台帳

立ち入り検査で一番チェックされるのは『古物台帳』です。

なぜかといえば、古物台帳を見れば古物をどこから仕入れたかの『仕入れルート』が把握できるからです。

古物商許可制度の趣旨からもわかる通り、仕入れの管理がしっかりとなされている』ことは、盗品の流通を防ぐためには非常に重要なポイントなのです。

古物商が守るべき3つの義務

古物商の許可を取得すると3つの義務が課されます。

この義務を日々守っているかどうかをチェックするのに必要なのが古物台帳なのです。

古物商3つの義務

警察が立ち入り検査でチェックする古物台帳の項目

古物取引の記録と保存がなされたものが『古物台帳』です。

警察の立ち入り検査では特に古物台帳をチェックされる可能性が高いです。

古物台帳には以下の内容を必ず記載するようにしておきましょう。

また、古物を『受け入れる』場合と『払い出す』場合とでは古物台帳に記載する項目数が異なってきます。

言葉のイメージがわかない方は、受け入れは『買い取りをすること』、払い出しは『売却をすること』とイメージするとわかりやすいかもしれません。

古物受け入れの場合に確認する項目
払い出しの場合に確認する項目

古物台帳は、ご自身でエクセルなどを使って作成することも可能です。

しかし、地域の警察署ごとに求められる記載項目が若干異なるケースがあることには注意してください。

警察署にしっかりと確認した上で、ご自身で作成するか、『古物防犯協会』が制作している古物台帳を利用すると良いでしょう。

また古物台帳は最後の取引をした日から3年間は保存する義務がありますので併せて覚えておきましょう。

古物商取得で警察の立ち入り検査があるのか?いつ? まとめ

古物商許可を取得すると、突然、警察による『立ち入り検査』が入る可能性があります。

しかし、『ご自身の営業所に立ち入り検査が入るかどうか』、『いつ立ち入り検査が入るのかどうか』は誰にもわかりません。

唯一、皆様ができる準備としては、立ち入り検査が入っても慌てないように、しっかりと日々の取引を管理することです。

古物取扱いのプロとして、『許可番号が記載された古物商プレートを営業所に掲げ』、日々の取引記録をしっかりと『古物台帳』へ記していれば、万が一、皆様の営業所へ立ち入り検査が入ったとしても怖くはないのではないと思います。